記憶術のやり方、方法
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記憶術のやり方
実際の方法をここで教えます

記憶術を使うと、一度にたくさんのことが覚えれられ、しかも忘れないらしい。
でも、どうしてそんなことができるんだろう?
記憶術のやり方が知りたい!
 そう思ってようやくこのページにたどり着いたあなたは、とてもラッキーです。
 キオテック創造学習センターでは、記憶術のやり方をネットで公開しています。
 記憶術の「驚異的な効果」ばかり強調しておいて、中身を見せないのはフェアじゃないからです。

このページの主な内容便利な記憶法から記憶術まで
少し工夫された素朴な記憶法
語呂合わせは「進化した記憶法」
記憶術はことばをイメージ化して覚える方法
イメージをドッキングさせる方法で、教科書の半分は覚えられる
イメージ化できないものは、イメージ変換の公式を使う
分解してイメージ連結するやり方

 ここでは物の順序として、まず記憶術以前の「少し工夫された記憶法」から説明します。次に記憶術の簡単なやり方を示しながら、理論的な原理を説明します。

少し工夫された素朴な記憶法

 まずは記憶術以外の記憶法、暗記法です。
 え? 記憶法も、暗記法も、記憶術も同じ意味じゃないかって? それが違うのです。
 たとえば「惑星の記憶法」とはいいますが、「惑星の暗記法」「惑星の記憶術」とはいいません。意味が違うからです。また、「記憶法」と「暗記法」は特定の覚え方に使うことが多く、「記憶術」は一般的な記憶の方法論について呼ぶのが普通です。

 というわけで、まずは有名な「惑星の記憶法」からスタートです。ほとんどの方が、次のような覚え方を聞いたことがあるでしょう。

 水金地火木土天海冥

 太陽に近い順に、水星、金星、地球……と続くことを表しているのはいうまでもありません。これを「すいきん、ちかもくどー、てんかいめい」と調子よく声を出して読み上げるというものですが、素朴なわりにはよくできています。なお、最後の冥王星は2006年に惑星の仲間からはずされてしまいました。

 単語の頭文字をつなげる覚え方は、何の工夫もないよりもましですが、いつも上の例のようにうまくいくとは限りません。というより、上の覚え方は特殊な成功例です。そこでもう少し「記憶法」と呼ぶにふさわしい傑作をご紹介しましょう。

語呂合わせは「進化した記憶法」

 高校で化学を習った人なら、ほとんどの方が教わった記憶法です。
 元素の周期律表ですが、語呂合わせの記憶法を知らないと苦労しそうです。

10

水素
He
ヘリウム
Li
リチウム
Be
ベリリウム

ホウ素

炭素

窒素

酸素

フッ素
Ne
ネオン

 語呂合わせの覚え方は次のようになります

 水兵リーベ ぼくの船 ……  (5〜8番はアルファベットの語呂合わせ、その他は頭文字))

 このあとも意味がありそうでなさそうな日本語の語呂合わせが続くのですが、地域や習った時代によって多少異なるようです。なかなかの傑作記憶法だといえますが、これはこれだけで、他に応用が利きません。

 創造力ある昔の人が作った傑作語呂合わせを利用しない手はありませんが、新しいものを自分が考えるとなるとかなりのセンスと時間が必要です。

 その意味では数字の語呂合わせも同様です。
 √3(1.7320508…)「人並みにおごれや」なんて、これ以上うまい語呂合わせは、だれにも思いつかないのではないでしょうか。でも、これを知っていても、他の数字を覚えることはできません。

 記憶術はそのようなものではなく、一つの方法を覚えると、他のことにもやり方が応用できるものなのです。

記憶術はことばをイメージ化して覚える方法

 お待たせしました。ようやく「記憶術のやり方」にたどり着きました。
 記憶術ではことばをそのまま暗唱するのではなく、そのことばのイメージを視覚的に描いて、それを頭に焼き付ける方法をとります。

リンゴのイメージ 二つのキーワードを結びつける場合には、イメージとイメージをちょっと変わったやり方で結びつけます。具体的な例で説明しましょう。

 「フォーク」「りんご」を関連づけて覚えなければならないとします。フォークもりんごも頭の中に大きくイメージすることができますね。先が3つに割れた金属性の冷たいフォーク、そして赤い、つややかなりんご。その二つのイメージを、たとえば次のようなやり方でドッキングさせるのです。

 「フォークをりんごにつき立てた」

 このイメージ画像を頭に描くことができたでしょうか? イメージは鮮やかであればあるほど、強く潜在意識に深く刻まれます。こうしてイメージ化した記憶の痕跡(こんせき)を残すのが記憶術独特のやり方です。一度このイメージを頭に描けば、あとで「フォーク」といえば「りんご」という具合に、自然に思い出せます。
 
 以上のように、記憶術の原理はたったの2つしかありません。整理すると次のようになります。

原理@ ことばをイメージ化する
原理A イメージとイメージを連結する

 どんな高度な記憶術も、2つの原理のさまざまな組み合わせや応用に過ぎません。世界記憶力選手権歴代チャンピオンの奇跡的ともいえる記憶能力も、この2つの原理から生まれているのです。

「でも、その記憶術ができたとして、実際の勉強にどう役立つの?」という疑問がわいてくるかもしれませんね。そこで、今度は具体的な勉強に関係した例で説明しましょう。

イメージをドッキングさせる方法で、教科書の半分は覚えられる

 2つのイメージをドッキングさせて覚える方法を、当講座ではわかりやすく「イメージ連結法」と呼んでいます。それでは勉強に役立つ具体例です。
 
 芥川龍之介の代表作、「鼻」「河童(かっぱ)を覚えなければならないとします。

 これを、「芥川龍之介、鼻、河童、芥川、鼻、河童…」と何度も心の中で唱えるのがこれまでの暗記法でした。少し工夫した暗記法では、実際に声に出して、目だけでなく口や耳も使う方法や、さらに手を使って書き出すという方法もあります。単に心の中で唱えるよりはいくらか効果があるでしょう。

 記憶術では次のようなイメージを頭に鮮烈に描きます。
 「芥川龍之介の鼻を河童がかじった」
 あなたも実際に頭の中にイメージを描いてみてください。おもしろいでしょう? これが記憶術を使った勉強法です。勉強嫌いの人でも、これなら勉強が好きになれそうだと思いませんか?

 このようにマンガチックでへんてこなイメージを脳に描く覚え方が、記憶術です。
 「ばかばかしい」と思いますか? でも、ばかばかしいからこそ、努力しないで覚えられるのです。小難しい退屈な話はなかなか頭に入らないばかりでなく、すぐに眠くなります。さあ、あなたも記憶術で勉強を楽しみましょう。

 なお、イメージ連結は2つだけでなく、3つ、4つとクサリのようにつなげることができます。こうしてイメージを連結するだけで、高校受験なら教科書や受験参考書の半分くらいは覚えられるのです。

 ところで、上の例では芥川龍之介も、鼻や河童もそのままイメージできるものでした。でも、実際の受験勉強ではイメージできないもののほうが圧倒的に多いですね。そう、だから「どんな言葉でもイメージに変えるテクニック」が必要になってきます。これは記憶術の「裏方さん」でありながら、受験のための記憶術では最も重要な技術です。

イメージ化できないものは、イメージ変換の公式を使う

 芥川龍之介はたいていの人が写真などを見ているので、イメージできるかもしれません。でも知らない人はどうするのでしょうか? また、抽象的な難しい熟語は? カタカナの地名や人名、化学物質名なんかイメージしようがないのでは?…。

 ご安心ください。それをイメージ化するのも、記憶術の重要なテクニックなのです。名づけて「イメージ変換法」、そのままの意味ですね。

 まずは世界の美術史に名を残した巨匠たちの名前です。

 ・ミロ(20世紀スペインの画家)  ・ノルデ(20世紀デンマークの画家)

 ミロはご存知の方も多いと思います。ミロとノルデを初めて聞く画家だとして、どう覚えるかですが、カンのいい人はもう気がつきましたか?

 ミロはだれでも日本語の「見ろ」を連想します。
ミロとノルデのイメージ ノルデはどうでしょうか? 関西人ならすぐわかりますね。「乗るで」しかありません。
 そこで二つを組み合わせます。たとえば「この舟に乗れるか」と挑発されて、

 「見ろ、乗るで!」

 と言っているような情景がぴったりきます。もちろん人によっては別の情景でもよいのです。

分解してイメージ連結するやり方

 「前の例題はうまくでき過ぎてるよ」と言われそうですね。
 そのとおりです。ほとんどのカタカナ語が、そのまま日本語のイメージになるほど都合よくはできていません。そこで次のステップに進みます。単語を2つに分解して日本語にイメージ化したうえで、それをイメージ連結するやり方です。今度の具体例は地名の覚え方です。

 ・キリバス(南太平洋の島国)  ・ビエンチャン(ラオスの首都)

 キリバスは「キリ/バス」、ビエンチャンは「ビエン/チャン」と分解してみます。すると次のような日本語が自然に浮かんできませんか?
キリバス ⇒ 霧+バス(霧の中をバスが走っている島のイメージ)
ビエンチャン ⇒ 鼻炎ちゃん(ラオスの内陸部から鼻をたらした子=鼻炎ちゃんが現れた)
 以上のテクニックは記憶術のほんの入口です。
 はじめにも述べたように、記憶術はやり方がわかっただけではすぐに使えるようにはなりません。「術」というくらいですから、それなりの「練習して習得すべき技」があります。

 初めて野球をやる場合に、ルールを説明していきなり実戦を行うことはありえませんね。その前にキャッチボールやバットの素振り、トスバッティング、守備練習などをして、基礎技能を身につけてから実戦に入るのは当然です。 記憶術は頭のスポーツですから、同じように最低限の基礎トレーニングが必要になります。

正しい方法で、順を追って、毎日少しずつでもいいから練習する

 これが、記憶術を習得する絶対条件です。一つのやり方を学んだら、同じような例題をいくつも練習して、段階的に技術を身につけるのです。

 そのための記憶術習得プログラムが、キオテック創造学習センターの「高山メソッド」です。高山メソッドなら、あらゆる暗記物に応用できる記憶術が、特別な頭脳や才能がなくても短期間で身につきます。

記憶術の基本はたったの4種類

記憶術の基本となる技術は、上の「イメージ連結法」「イメージ変換法」の他に、「基礎結合法」と「数字記憶法」があります。どんなに高度な記憶術でもこの4種類の組み合わせに過ぎません。⇒記憶術の種類

あなたの疑問・質問に、著者・講師の高山瞭が答えます
記憶術は中学生でもできますか? 中高年でも大丈夫?
記憶術/本当は難しい?/再挑戦したいけど…
記憶力が良くなる? 頭が良くなる? 記憶術の効果は?
記憶術の習得に必要な期間や、一日の練習時間は?
記憶術の教材や通信指導に関する質問

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